本日の通読箇所「創世記1:26~31」
神は御自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された。
(創世記1章27節)
六日目の後半、ついに神さまは人をつくられます。でも今日の箇所を読んで、「あれ?」と思わなかったでしょうか。土の塵を粘土のようにこねたり、あばら骨をとったり、鼻に息を吹きかけることなく、「男と女に創造された」からです。
現在の聖書学では、聖書は様々な資料を集めて編集されたと考えられています。そのため異なる形の創造物語が共存しているというのです。しかしここで大切なのはそのような「聖書の成り立ち」ではなく、聖書を通して神さまが伝えようとされていることです。
「神にかたどって」という言葉が心に響きます。新しい聖書では、「自分のかたちに」となっています。わたしたちは神の似姿としてつくられました。そしてこの世界を管理する義務を与えられています。極めて良かった世界を、持続していきましょう。