本日の通読箇所「詩編7:7~12」
主よ、諸国の民を裁いてください。主よ、裁きを行って宣言してください お前は正しい、とがめるところはないと。
(詩編7編9節)
詩編にはしばしば、「避けどころ」という言葉が出てきます。不安と恐れの中にあっても、神さまに自分を委ねることで、わたしたちの魂はその「避けどころ」に避難することができるのだと思います。
今日の詩には「避けどころ」という直接的な言葉は出てきません。しかしダビデが敵から逃れるために、神さまを自分の盾とし、神さまの正しさにすべてを委ねていることがわかります。
わたしたちの祈りの中でも、「み心のままに」という言葉は大切です。今すぐにでも敵対する人に裁きを与えて欲しい、そのような思いがあったとしても、最後は神さまにお任せする。どんなに自分が正しいと思っていても、それは自分の尺度でしかないわけですから。