日ごとの聖書(3月21日)

本日の通読箇所「詩編35:18~21」

わたしに向かえば、大口を開けて嘲笑い「この目で見た」と言います。

(詩編35編21節)

「優れた会衆」や「偉大な民」というのは、どのような人たちの集まりでしょう。この言葉の中に、ユダヤの人たちの「選民意識」を感じてしまうのは、わたしの考えすぎでしょうか。

「無実なわたしを」と主に向かって堂々ということが、果たして人間に可能なのでしょうか。イスラエルの王ダビデも、サムエル記下11章にあるようにウリヤの妻バト・シェバのことで大きな罪を犯しました。

「この目で見た」という言葉は、「そら、そら、それ見たことか!」という嘲笑の言葉だそうです。この「敵対者」と呼ばれる人たちは、もしかしたら作者の心の中をよく知っているのかもしれません。