日ごとの聖書(12月7日)

本日の通読箇所「出エジプト記35:1~3」

安息日には、あなたたちの住まいのどこででも火をたいてはならない。

(出エジプト記35章3節)

ここからモーセは、十戒や掟をイスラエルの全会衆に伝えていきます。最初にモーセが伝えたのは、「安息日」の掟でした。モーセは言います。「その日に仕事をする者はすべて死ななければならない」と。

神さまが天地創造のときに七日目に安息されたことを覚えるために、安息日は作られました。その日には奴隷も外国人も寄留者も家畜も、すべての労働から解き放たれる感謝の日だったはずです。

しかしそれはすでに、「禁止」の掟へと変わってしまっています。火をたくことすら禁止された彼らにとって、安息日は喜びではなく苦痛の日になったのかもしれません。本当は神さまに感謝する特別な日なのですが。