日ごとの聖書(6月 23日)

本日の通読箇所「マルコによる福音書15:42~47」

ヨセフは亜麻布を買い、イエスを十字架から降ろしてその布で巻き、岩を掘って作った墓の中に納め、墓の入り口には石を転がしておいた。

(マルコによる福音書15章46節)

イエス様が十字架上で息を引き取ったとき、弟子たちはその近くにはおりませんでした。ローマでは死刑を執行された犯罪人の遺体は、家族や親戚、友人などに渡すことになっていました。しかしペトロたちの姿はそこにはありませんでした。

イエス様の遺体は、アリマタヤのヨセフが引き取りました。彼は議員ですから、それなりの地位にいました。(マタイ福音書では「金持ち」、ルカ福音書では「善良な正しい人」と書かれています)。

彼は意を決し、ピラトに願い出ます。自分の身分が危うくなることなど考えず、自分ができることをイエス様のためにおこないました。そしてマグダラのマリアとヨセの母マリア(多分イエス様の母マリア)はずっと、お墓の方を見つめていました。