本日の通読箇所「創世記11:1~4」
彼らは、「さあ、天まで届く塔のある町を建て、有名になろう。そして、全地に散らされることのないようにしよう」と言った。
(創世記11章4節)
ここから物語は、「バベルの塔」に入ります。有名な物語なのですが、今日と明日のたった9節で完結します。「ノアの洪水」の物語とは随分ボリュームが違います。
人々はみな、同じ言葉を用いていました。聖書の記述によれば一人の人から民族が分かれたと考えられていたので、当たり前と言えば当たり前です。そして彼らはレンガを使うことが出来るようになったのを機に、高い塔を建てようとします。
当時、神さまは天におられると考えられており、メソポタミアにはジッグラトというレンガを用いた巨大な塔も建てられていました。神さまの訪れる場所として建設されていたようですが、バベルの塔にはそれだけではなく「名を上げる」という目的もありました。