日ごとの聖書(3月7日)

本日の通読箇所「創世記18:1~8」

アブラハムは、凝乳、乳、出来立ての子牛の料理などを運び、彼らの前に並べた。そして、彼らが木陰で食事をしている間、そばに立って給仕をした。

(創世記18章8節)

ユダヤの人たちには、旅人はもたなさなければならないという強い思いがありました。それは、自分たちが寄留者であった時代にもてなされた経験を忘れないためだとも言われています。

ルカ11章5~6節には、旅をしていた友達に対してパンを出したいから、真夜中に他の友達のところに借りに行くという内容のたとえが語られます。しかしそれが友達ではなかったとしても、旅人に対して親切にするのは当たり前のことだったようです。

ところがアブラハムは、「旅人をもてなす」以上に3人をもてなします。上質の小麦粉でパン菓子を作り、柔らかくておいしそうな子牛を調理します。さらに彼は、給仕までします。アブラハムには、彼ら3人の正体がわかっていたのでしょうか。