日ごとの聖書(6月26日)

本日の通読箇所「創世記44:1~10」

僕どもの中のだれからでも杯が見つかれば、その者は死罪に、ほかのわたしどもも皆、御主人様の奴隷になります。

(創世記44章9節)

昼の食事をヨセフと共にした兄弟たちは、そのまま一泊したようです。かなり長時間の宴席で、兄弟たちはエジプトの責任者に気に入られたのだと思ったかもしれません。ところがヨセフは、さらに罠を仕掛けます。

ヨセフは執事に兄弟たちの穀物の袋に銀を戻し、さらにベニヤミンの袋には銀の杯を入れるように指示します。なぜこのような手の込んだことをするのでしょうか。それは後ほどわかっていきます。

ヨセフは執事に命じて、兄弟たちを追いかけます。そして兄弟たちに、銀の杯が無くなったことを告げます。当然兄弟たちには、心当たりはありません。しかし前回穀物を購入したときに袋に銀が戻されていたことを考えると、出発前に袋を調べるべきだったでしょう。