本日の通読箇所「出エジプト記15:1~18」
主はわたしの力、わたしの歌 主はわたしの救いとなってくださった。この方こそわたしの神。わたしは彼をたたえる。わたしの父の神、わたしは彼をあがめる。
(出エジプト記15章2節)
エジプト軍が海に沈められたのを見て、モーセとイスラエルの人々は歌を歌いました。「何を呑気な」と思うかもしれませんが、たとえば詩編も歌ですし、マリアの賛歌やザカリアの預言も歌です。
神さまを賛美したり、神さまに感謝したり、そのようなときに「歌」が歌われます。そしてこれらの歌は、信仰告白とも言えます。「この方こそわたしの神、わたしは彼をたたえる」という言葉は、モーセの信仰を現わしているのです。
ただこの歌の中には、ペリシテやエドム、モアブやカナンという名称が出てきます。モーセはエジプトの近辺にずっといました。ですからこの歌は、いろいろな伝承が混ざり合っているとも考えられています。