日ごとの聖書(11月24日)

本日の通読箇所「出エジプト記32:7~14」

どうしてエジプト人に、『あの神は、悪意をもって彼らを山で殺し、地上から滅ぼし尽くすために導き出した』と言わせてよいでしょうか。どうか、燃える怒りをやめ、御自分の民にくだす災いを思い直してください。

(出エジプト記32章12節)

アロンとイスラエルの民が金の子牛を造ったことは、神さまの怒りを買いました。それはそうだと思います。エジプトで10の災いをおこし、昼は雲の柱、夜は火の柱で導き、エジプトの戦車隊は葦の海に沈めたのに、その手柄を金の子牛に奪われるとは。

ただ神さまは、その怒りのままに民を滅ぼす前に、モーセにそのことを告げました。神さまと契約したのはイスラエルの民であって、モーセとの個人契約ではありませんでした。モーセもイスラエルの一員として、事の重大さを知る必要がありました。

モーセはここで、神さまに食い下がります。「口下手」だったモーセが、「私を止めてはならない」と語る神さまに対して反論したのです。これは、執り成しとも言えるでしょう。その結果、神さまは災いを思い直されました。