日ごとの聖書(3月19日)

本日の通読箇所「使徒言行録15:30~35」

さて、彼ら一同は見送りを受けて出発し、アンティオキアに到着すると、信者全体を集めて手紙を手渡した。

(使徒言行録15章30節)

パウロやバルナバたちは、まずシリアのアンティオキアに行きます。この地はパウロの第一次宣教旅行で訪れた地です。エルサレム使徒会議での決定を彼らは聞きました。それは彼らにとって、「励ましの言葉」となりました。

会議の決定事項は時として、聞く人々に重圧を与えます。「ああしなさい」、「これはダメだ」との言葉は、人々に不快感を与えることもあるのです。しかし聖霊に満ちたこの手紙の内容は、人々を励まし、よき方向へ導くものとなりました。

それが「聖霊の働き」なのでしょう。わたしたちは自分の力に頼り、人を自分の思う方向へ導こうとすることがあります。しかしそうではなく、聖霊にすべてを委ね、お任せすることが大切なのです。