日ごとの聖書(8月27日)

本日の通読箇所「出エジプト記12:14~20」

七日の間、家の中に酵母があってはならない。酵母の入ったものを食べる者は、寄留者であれその土地に生まれた者であれ、すべて、イスラエルの共同体から断たれる。

(出エジプト記12章19節)

昨日の箇所には、「過越祭」のやり方が書かれていました。そして今日は「除酵祭」です。その字のとおり、酵母(イースト菌・パン種)を取り除く祭りです。過越祭は第一の月(日本では3月か4月)の14日の夕方です。

続いて除酵祭は21日夕方まで続きます。この二つの祭りはイスラエルの人々がエジプトから解放されたことを記念する祭りですが、いつの間にか過越祭に組み込まれていきました。また十字架の前にイエス様がなさった過越の食事が、「最後の晩餐」と呼ばれるものです。

これらの祭りには、「これをおこなわないとイスラエルの民から断たれる」という意味がありました。彼らは自分たちのアイデンティティを守るために、様々な決まりを作っていったようです。それがわたしたちに引き継がれなくて、本当によかったです。