日ごとの聖書(4月7日)

本日の通読箇所「創世記25:12~18」

イシュマエルの子孫は、エジプトに近いシュルに接したハビラからアシュル方面に向かう道筋に沿って宿営し、互いに敵対しつつ生活していた。

(創世記25章18節)

昨日の場面でアブラハムの葬りに参加したイシュマエルですが、彼は137歳で亡くなったと書かれています。イサクの物語はここから盛り上がっていきますが、イシュマエルはこの先登場しません。

新共同訳で「互いに敵対しつつ生活していた」と訳されている25章18節ですが、新しい聖書では「イシュマエルはすべての兄弟と対立して暮らした」という訳に変わっています。

新共同訳ではイシュマエルの子孫同士の仲が悪かったと解釈できますが、新しい聖書ではイシュマエルがイサクやケトラの子どもたちと対立していたということになります。ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の関係を考えると、なかなか複雑です。