日ごとの聖書(10月28日)

本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙二2:12~17」

救いの道をたどる者にとっても、滅びの道をたどる者にとっても、わたしたちはキリストによって神に献げられる良い香りです。

(コリントの信徒への手紙二2章15節)

パウロの時代、ローマの兵士たちが戦場で勝利したときには、凱旋行進の途中で香をたくという習慣があったそうです。そのときには捕虜も連れられていたそうですが、彼らにとってその香は、「死に至らせる香り」だったのかもしれません。

キリスト者の信仰を、「香り」として表現することがあります。その人の生き方や人への接し方、笑顔などを見るときに、「あの人からはキリストの香りがする」という言い方をすることがあります。

やさしさを押し付けるのではなく、そばにいることで何となくうれしい存在になれたら、本当に嬉しいことだと思います。わたしたちの身体からは、キリストの香りが漂っているでしょうか。考えてみたいと思います。