日ごとの聖書(2月5日)

本日の通読箇所「詩編18:26~31」

神の道は完全 主の仰せは火で練り清められている。すべて御もとに身を寄せる人に 主は盾となってくださる。

(詩編18編31節)

神さまは普遍的な救いを与えてくださる。それがこの詩編の作者の信仰です。では自分が救いに導かれたときには、どうすべきなのか。昔読んだ「蜘蛛の糸」という芥川龍之介の短編小説を思い出しました。

ある日お釈迦様が地獄を覗いていると、そこにカンダタという男がいました。彼は極悪人でしたが、一度だけ小さな蜘蛛を助けたことがありました。そこでお釈迦様は蜘蛛の糸を使ってカンダタを助けようとします。カンダタはその糸につかまり上っていきます。

しかし他の罪人たちも一緒に糸につかまって上って来るのを見て、「やめろ」と叫んでしまいます。そのときに糸は切れたそうです。神さまはすべての人を救いに導こうとされている。そのことを忘れないでおきたいとおもいます。