日ごとの聖書(9月 7日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書16:14~18」

そこで、イエスは言われた。「あなたたちは人に自分の正しさを見せびらかすが、神はあなたたちの心をご存じである。人に尊ばれるものは、神には忌み嫌われるものだ。」

(ルカによる福音書16章15節)

聖書はファリサイ派の人々を、「金に執着する」と称します。しかしこの当時、富を得ることは神さまに祝福されていることと結びつけられており、「お金を持っている」ことは人々に対し、「あの人は神さまの前に正しい」と思わせる要素となっていました。

ところがイエス様は不正な管理人のたとえの中で、「神と富とに仕えることはできない」と語ります。自分たちが正しいと思っていたことを、全く共感できないたとえで否定されたのです。彼らはイエス様を嘲笑います。

イエス様は、わたしたちと神さまとが、正しい関係に戻るようにこの世に遣わされました。神さまは、見せかけの、形だけの正しさは必要とされません。わたしたちが何を大事にしていくのか、それが大切なのです。