日ごとの聖書(10月 5日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書22:54~62」

するとある女中が、ペトロがたき火に照らされて座っているのを目にして、じっと見つめ、「この人も一緒にいました」と言った。

(ルカによる福音書22章56節)

シモン・ペトロは漁をしているときにイエス様と出会いました。イエス様に言われるままに網を降ろしたところ、魚が網一杯になったのを見て、「主よ、わたしから離れてください。わたしは罪深い者なのです(ルカ5:8)」とペトロは言いました。

そして今日の場面、たき火がペトロの顔を、そして心を照らし出します。ペトロの弱さが露わにされていきます。聖書は12弟子の中でも一番イエス様に目を掛けられていたペトロの罪をも、隠すことなくはっきりと記します。

このペトロの弱さは、わたしたちにとっては恵みなのかもしれません。わたしたちは神さまの前に弱い自分に気づかされることが多くあります。けれども神さまは、その弱さを何度も赦し、用いてくださるのです。