日ごとの聖書(4月 21日)

本日の通読箇所「マルコによる福音書1:21~28」

人々はその教えに非常に驚いた。律法学者のようにではなく、権威ある者としてお教えになったからである。

(マルコによる福音書1章22節)

当時、律法学者たちは自分の言葉に正当性を持たせるために、「ラビ(先生)Aは〇〇と言ったとラビBは言っている」というように、昔の人の権威を持ち出していました。これは別の箇所で、「昔の人の言い伝え」とも書かれています。

それに対してイエス様は、ご自身の言葉で教えられます。「わたしは言っておく」と、自分自身を権威ある者とされました。このイエス様の言葉やおこないを人々は、「権威ある新しい教えだ」と論じ合いました。

ここに汚れた霊に取りつかれた男が出てきます。「汚れた」は「聖い」と区別されており、その人は礼拝や交わりから排除されていました。しかしイエス様は、その「汚れた」人とも関わるのです。