日ごとの聖書(5月2日)

本日の通読箇所「創世記31:14~21」

そのとき、ラバンは羊の毛を刈りに出かけていたので、ラケルは父の家の守り神の像を盗んだ。

(創世記31章19節)

ヤコブがレアとラケルに神さまの使いの言葉を伝えると、二人は父の元から自分たちの財産と一緒に出発することに合意しました。父ラバンがヤコブに対しておこなってきた仕打ちを、聞かされていたのでしょうか。

昨日と今日の箇所の小見出しは、「ヤコブの脱走(新しい聖書ではヤコブの逃走)」となっています。あまり響きのよい言葉ではありません。しかし話し合いで解決する段階は過ぎてしまったのでしょう。そのときは、「逃走」すればよいのです。

ただラケルの「父の家の守り神の像(テラフィム)」を盗んだという行為はいただけません。テラフィムは祖先崇拝をおこなうための偶像です。ラケルはどうしてこのようなことをしたのでしょうか。純粋に「わたしたちを守って欲しい」という思いでしょうか。