日ごとの聖書(1月9日)

本日の通読箇所「使徒言行録2:22~28」

しかし、神はこのイエスを死の苦しみから解放して、復活させられました。イエスが死に支配されたままでおられるなどということは、ありえなかったからです。

(使徒言行録2章24節)

次にペトロは、ダビデの言葉を引用します。これは詩編第16編にある言葉で、日本聖公会の祈祷書では、葬送式の告別の祈りのあとに用いられています。

司式者が「主は命の道をわたしに示される」というと、会衆は「主のみ前には満ち溢れる喜びがあり、主の右には永遠にもろもろの楽しみがある」と応じます。愛する方と地上での別れをするときに、すべてを神さまにお委ねするのです。

神さまはイエス様を死の苦しみから解放し、復活させられました。それはわたしたちもまた、永遠の滅びとしての死から解放され、神さまの元での魂の憩いにあずかるためです。その喜びを、ペトロは人々に伝えずにはおられなかったのです。