本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙一13:1~7」
たとえ、預言する賜物を持ち、あらゆる神秘とあらゆる知識に通じていようとも、たとえ、山を動かすほどの完全な信仰を持っていようとも、愛がなければ、無に等しい。
(コリントの信徒への手紙一13章2節)
ここでパウロは、愛について語りだします。この箇所は結婚式でも読まれることが多く、「愛の賛歌」と呼ばれることもあります。パウロはこの手紙でコリントの人たちに、分裂せずに一致するように勧めてきました。
そしてそのためには、愛が重要であることを伝えます。4節から6節に書かれている「忍耐強い」、「情け深い」、「ねたまない」、「自慢せず高ぶらない」といった言葉を聞くと、なかなかそうなれない自分にも気づかされます。
教会が分裂するとき、その根底にはお互いがお互いを大切にせず、自分の言いたいことを主張し続ける実態があると思います。そのようなことでは教会やわたしたちは、キリストの体にはなれないのではないでしょうか。