日ごとの聖書(2月18日)

本日の通読箇所「使徒言行録9:32~35」

ペトロが、「アイネア、イエス・キリストがいやしてくださる。起きなさい。自分で床を整えなさい」と言うと、アイネアはすぐ起き上がった。

(使徒言行録9章34節)

ルカによる福音書5章17~26節には、イエス様が中風の人(新しい聖書では「体の麻痺した人」)をいやす物語が載せられています。屋根の上から病人を床ごと降ろした物語だというと、「ああ、あれか」と思う方もおられるでしょう。

ペトロは8年間中風で床についていたアイネアをいやします。その時に言った「自分で床を整えなさい」という言葉は、ルカ福音書の中でイエス様の言われた「起き上がり、床を担いで家に帰りなさい」を思い起こさせます。

そして聖書をよく読んでみると、ペトロは自分の力でアイネアをいやしたわけではないことにも気づかされます。ペトロは「イエス・キリストがいやしてくださる」と告げます。自分ではなくイエス様が働かれる、それがとても大事なことなのです。