本日の通読箇所「使徒言行録20:13~16」
翌日、そこを船出し、キオス島の沖を過ぎ、その次の日サモス島に寄港し、更にその翌日にはミレトスに到着した。
(使徒言行録20章15節)
パウロは先を急ぎます。それは五旬祭には、エルサレムに到着したいという思いがあったからです。五旬祭とはユダヤ教の祭りで、穀物の収穫を感謝し祝う日でした。申命記16章11節に書かれています。
しかしキリスト教にとって五旬祭は、もっと大きな意味を持つ日となりました。使徒言行録2章にある「聖霊降臨」の出来事があった日です。エルサレムで祈る弟子たちに聖霊が降ったその日までに、パウロ自身もエルサレムに行きたいと願っていました。
パウロの手には、エルサレム教会の貧しい人に対する献金もありました。聖霊が降り注いだ記念の日に、共に喜びたいという思いもあったのかもしれません。わたしたちも、聖霊降臨日(ペンテコステ)を、大切に覚えていきたいと思います。