本日の通読箇所「使徒言行録25:6~12」
そこで、フェストゥスは陪審の人々と協議してから、「皇帝に上訴したのだから、皇帝のもとに出頭するように」と答えた。
(使徒言行録25章12節)
フェストゥスがカイサリアに戻るときに、ユダヤの人たちもエルサレムから下って来たようです。彼らはパウロに関して、ありとあらゆる重い罪状を言い立てます。彼らはパウロを憎むがあまり、何とかしてパウロを罪人に仕立てようとするのです。
わたしたちも、ある人のことが嫌いだから、その人の為すことすべてが悪い事であるかのように感じることがあると思います。「罪を憎んで人を憎まず」ということを、考えていきたいと思います。
パウロは裁判の席で、皇帝に上訴することを伝えます。皇帝とはローマ皇帝のことで、当然ローマにいます。パウロの計算だったかどうかはともかく、パウロの前にローマへの道が開かれるのです。