日ごとの聖書(5月13日)

本日の通読箇所「使徒言行録25:1~5」

「だから、その男に不都合なところがあるというのなら、あなたたちのうちの有力者が、わたしと一緒に下って行って、告発すればよいではないか」と言った。

(使徒言行録25章5節)

パウロがカイサリアで監禁されて、二年の月日が経ちました。総督フェリクスの後任として、フェストゥスが就任しました。名前が似ているので混乱してしまいますが、ユダヤ人にとってはパウロを告発する好機と考えることもできます。

早速、祭司長やおもだった人々はエルサレムにやって来たフェストゥスに、パウロをエルサレムに送り返すように願い出ます。しかしフェストゥスはパウロがカイサリアに連れて来られたいきさつを知っていたのでしょう。

「問題があるなら、自分と一緒にカイサリアに行き、そこで告発しなさい」とフェストゥスは語ります。こそこそと裏工作をするのではなく、正々堂々と主張したらいいのではないかと、極めて正論をぶつけるのです。