本日の通読箇所「ローマの信徒への手紙15:1~6」
心を合わせ声をそろえて、わたしたちの主イエス・キリストの神であり、父である方をたたえさせてくださいますように。
(ローマの信徒への手紙15章6節)
昨日の箇所でパウロが指摘した食事規定に限らず、教会の中にも様々な「違い」が存在してきました。今の教会には宗教的な戒律による「違い」は少ないですが、信仰的な思いについての「違い」は多く存在します。
その「違い」はときに、教会内の交わりを壊してしまいます。他人の意見に耳を貸さずに自分の思いばかりを強調するときに、そこには亀裂が生じるのです。しかしパウロは、イエス様がわたしたちのためにどうなさったかを思い起こすように促します。
イエス様はわたしたち一人一人のために十字架につけられ、わたしたちに命を与えられました。他人のために命を投げ出されたのです。わたしたちも自分のためではなく、隣人のために信仰生活をおこないたいものです。