日ごとの聖書(11月30日)

本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙二12:6~10」

すると主は、「わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ」と言われました。だから、キリストの力がわたしの内に宿るように、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。

(コリントの信徒への手紙二12章9節)

わたしたちは、強くありたいと願います。肉体的にも霊的にも、強く雄々しくありたいと思うのです。パウロもそうだったのでしょう。パウロには「とげ」が与えられていました。

パウロはそれを除いてほしいと、三度も神さまに願ったそうです。しかしそれは、取り除かれませんでした。パウロの「とげ」とは何でしょうか。一説には肉体的な病気だと解釈されています。そのとげが、宣教活動に支障をきたしていたようです。

しかし反面、そのとげに対処することによって与えられた恵みにも気づかされていきます。人々の手助けだけでなく神さまの導きなど、「弱い」からこそ「喜ぶ」ことができるのです。そしてパウロは力強く語るのです。「わたしは弱いときにこそ、強い」と。