日ごとの聖書(10月5日)

本日の通読箇所「詩編110編」

あなたの民は進んであなたを迎える 聖なる方の輝きを帯びてあなたの力が現れ 曙の胎から若さの露があなたに降るとき。

(詩編110編3節)

「王であり祭司であるメシア」:メシア詩編です。この詩は、王の即位式のときに用いられたようです。また教会では、昇天日にも読まれてきました。「イエス・キリストはどこにおられるのか」という問いに答える詩編だからです。

わたしたちが聖餐式の中で唱えるニケヤ信経には、「主は…三日目によみがえり、天に昇り、父の右に座しておられます」とあります。神さまはイエス様を、メシアや王、祭司として遣わされたのです。

1節の言葉は、マタイ22:41~45を始め、新約聖書の中で引用されています。メルキゼデクとは創世記14:18~20に出てくる神さまと人々の間をとりなす祭司でした。イエス様は本当の王として、わたしたちに関わって下さるのです。