日ごとの聖書(2月 25日)

本日の通読箇所「マタイによる福音書15:1~20」

「なぜ、あなたの弟子たちは、昔の人の言い伝えを破るのですか。彼らは食事の前に手を洗いません。」

(マタイによる福音書15章2節)

コロナの時代、外出先から帰ったらしっかり手洗いうがいをし、アルコール消毒をすることが当たり前になっています。しかしここで言われている「食事の前に手を洗う」ことは、それとはまったく違うことでした。

ユダヤ人は何よりも「汚(けが)れ」から身を守ろうとしていました。自分を清く保つために罪人や徴税人とは関わらず、外に行ったときには汚れた人に触れた可能性があるので念入りに手を洗ったのです。

イエス様はそのような考えを、「心から出てくる汚れ」と言われているのかもしれません。イエス様は人々が蔑み、排除していた人たちに触れ、一緒に食事をしました。わたしたちはどうしますか。