日ごとの聖書(7月 11日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書4:31~37」

人々は皆驚いて、互いに言った。「この言葉はいったい何だろう。権威と力とをもって汚れた霊に命じると、出て行くとは。」

(ルカによる福音書4章36節)

昨日の箇所は、イエス様が来られたことによって神さまの恵みの業が「実現」するという宣言でした。その一つに、「捕らわれている人に解放を」という言葉がありました。

会堂に、汚れた悪霊に取りつかれた男がいました。本来彼のような「汚れた」とされる人は、会堂からも、人々の交わりからも排除されていたことでしょう。しかしイエス様は、「構わないでくれ」というその人に、構ったのです。

人々は、イエス様の「言葉」に驚きます。「おこない」ではなく「言葉」に権威を感じるのです。ヨハネ福音書の冒頭「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった」が思い起こされます。