日ごとの聖書(5月5日)

本日の通読箇所「使徒言行録23:12~15」

夜が明けると、ユダヤ人たちは陰謀をたくらみ、パウロを殺すまでは飲み食いしないという誓いを立てた。

(使徒言行録23章12節)

ユダヤ人のパウロに対する怒りはすさまじかったようです。復活の話をしたときにはサドカイ派とファリサイ派の対立を招きましたが、また一致団結してパウロの殺害を願っていきます。

40人以上の人が、「パウロを殺すまでは飲み食いをしない」と誓いました。そもそも殺人は、律法で禁止されていたはずです。パウロは神を冒涜した極悪人だから、命を奪ってもよいと考えたのでしょうか。

40人もいれば、誰か一人ぐらい違う意見を持ってもよさそうです。しかし怒りという感情は目を曇らせ、正しいものを見えなくするものです。彼らは祭司長や長老たちに、自分たちの思いを強く訴えます。