本日の通読箇所「ローマの信徒への手紙1:1~7」
この異邦人の中に、イエス・キリストのものとなるように召されたあなたがたもいるのです。
(ローマの信徒への手紙1章6節)
今日から「ローマの信徒への手紙」を読み進めていきます。この手紙はパウロが書いたもので、使徒言行録18章にあるコリント滞在中に書かれたと考えられています。パウロはそのとき、1年半コリントにいました。
その時点でパウロはまだ、ローマを訪れたことはありませんでした。つまりこの手紙は他の多くの手紙と違い、まだ行ったことのない場所の人々に対して書かれたということです。さらにローマは、当時とても強大な国であり、異邦人の総本山ともいえる場所でした。
その地に住む人々に向けて、パウロは真っ向から福音を伝えます。他のパウロの手紙は連名で書かれることが多いのですが、ローマ書は「パウロから」と、自分の責任において綴っていくことを宣言します。明日からゆっくり、内容を見ていきましょう。