本日の通読箇所「ローマの信徒への手紙7:1~6」
わたしたちが肉に従って生きている間は、罪へ誘う欲情が律法によって五体の中に働き、死に至る実を結んでいました。
(ローマの信徒への手紙7章5節)
パウロは、律法とは人が生きている間だけ支配するものだと説きます。こう言うと、「じゃあわたしたちが生きている間は、結局律法の管理下にあるのではないの?」と思ってしまうかもしれません。
しかし、そうではないのです。神さまはイエス様を遣わし、わたしたちのために十字架へと向かわされました。そのことによってわたしたちの罪は贖われ、わたしたちは新しい命に生きることができるようになったのです。
つまり、律法に支配されていた「古い自分」は死んだということなのです。ただ、「結婚した女は、夫の生存中は律法によって夫に結ばれているが、夫が死ねば、自分を夫に結び付けていた律法から解放される」という言葉には、首をかしげてしまいますが。