本日の通読箇所「詩編101編」
朝ごとに、わたしはこの地の逆らう者を滅ぼし 悪を行う者をことごとく、主の都から断ちます。
(詩編101編8節)
「若き王の決心」:王の詩編です。エルサレム王の即位式のときに歌われたものだと言われています。またマルティン・ルターはこの詩編を、「ダビデの君主鏡」と呼んでいたそうです。
この詩は三部に分かれています。まず1~4節では王としての生活の基準を語ります。王が理想とすべき、正しい振る舞いを遂行することを宣言するのです。王自身が清廉潔白であることを、民の前で宣言するのです。
そして5~7節では王が臣下を統制する基準について、さらに8節では王が国全体を治める基準について語ります。当時宮廷では、「朝ごとに」裁判がおこなわれていました。日々国を治めるために何をすべきか、王の決意がここに書かれているのです。




