日ごとの聖書(9月 11日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書17:20~37」

「『ここにある』『あそこにある』と言えるものでもない。実に、神の国はあなたがたの間にあるのだ。」

(ルカによる福音書17章21節)

「神の国」はいつ来るのでしょうか。その問いに対しイエス様は、「神の国は、観察できるようなしかたでは来ない」と言われます。生駒山上遊園地や奈良ドリームランドのように、誰もがわかる形として見ることはできないということです。

また神の国は、「死後の世界」ということでもありません。「神の国はあなたがたの間にある」とイエス様が言われているからです。この「間にある」ということについて、少し考えてみましょう。

わたしたちが誰かとの交わりの中で神さまの愛を分かち合った時、そこに「神の国」がやってくる。わたしたちが誰かの肩を抱きながら一緒に涙を流した時、そこに「神の国」がやってくる。そういうことなのかもしれません。