日ごとの聖書(8月21日)

本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙一2:6~9」

わたしたちが語るのは、隠されていた、神秘としての神の知恵であり、神がわたしたちに栄光を与えるために、世界の始まる前から定めておられたものです。

(コリントの信徒への手紙一2章7節)

パウロが語る「知恵」とは、神さまの秘められた計画のことを指します。神さまは、律法を守ることができないわたしたち人間に対し、救いの道を開かれました。それがイエス様の十字架でした。

しかしその「知恵」は、人々には理解できないことでした。人々は目に見える恵みを欲し、目には見えない計画に気づけなかったのです。ヨハネ福音書1章の「言は、自分の民のところに来たが、民は受け入れなかった」という箇所が思い起こされます。

わたしたちは「知恵」と聞くと、「自分の力で得る知識」を思い浮かべるかもしれません。しかし「神の知恵」はわたしたちに一方的に示されます。理解できなくても、受け入れることが大切なのです。